川崎研究室では,民間企業・研究機関などの皆様との共同研究を実施・募集しています.「サプライチェーン」,「物流」,「海運」,「港湾」などに関するテーマで共同研究に興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください.なお,以下の共同研究の受入実績については公表に同意いただいたもののみお示ししております.また寄附金の受入実績については以下ではお示ししておりません.
社会連携講座
Ocean Network Express (ONE)
コンテナ・マネジメント・サイエンス(COMS)(2024年4月~2027年3月)
本講座では、現在のコンテナ海運業界が直面する複雑化・多様化したさまざまな分野横断的な課題に対し、文理を問わず知を結集し、持続可能で未来志向のコンテナ船事業の構築に向け、産学一体となった研究を長期的視野で実施します。人々の生活や企業の生産活動を安定して支える海運は社会インフラであり,強靭なサプライチェーンをいかに構築するか、そのために船やコンテナの運用をどのように高度化・効率化するかといった課題はもちろん、それらの課題に取り組みながらも同時に環境負荷を低減し続けていく取り組み、さらにはESG経営への対応や海運の未来を担う次世代の人材育成も目指します.川崎は特任准教授(兼担)として本講座の中核を担っております.
COMSウェブサイト:https://www.coms.t.u-tokyo.ac.jp/
共同研究
いすゞ中央研究所
カーボンニュートラル実現のためのEVバス充電設備配置の検討(2023年-)
EVトラック・バスの航続距離,充電時間,バッテリ劣化,バッテリコストなどを考慮し,社会的余剰を最大化するEVトラック・バス充電設備の最適配置など,カーボンニュートラル実現のための包括的なEV充電施設の配置計画を検討することを目的としている.具体的には.EVトラックおよびバスの充電設備配置と充電計画最適化のための計算手法を構築し,交通流の不確実性も考慮しながら実ネットワークへの適用へ向けた研究を実施している.
三菱商事株式会社/Gaussy株式会社
サプライチェーンに於けるバリューシミュレーション(2022年)
経済活動におけるサプライチェーンの影響が強まる中で,その提供する価値の向上に資するための検討を行う.具体的には,サプライチェーンの主要要素である倉庫を対象の中心に据え,倉庫シェアリングサービスの導入による付加価値追求型・分散型サプライチェーンのシミュレーション分析を行った.